4

中島 祥子

Shoko Nakashima

婚活カウンセラー
婚活秘書
主婦

和の高度成長期の香りがまだ残る1980年、田舎町で生まれ育ちました。
父方の祖父母と両親、兄と犬が1匹。
家族構成も、家も、それぞれの役割も「THE昭和の家族」

戦争から生還し、定年まで仕事を頑張り余生は水墨画や篆刻を楽しむ祖父。
お仏壇の前でいつも家族を想い手を合わせていた優しい祖母。
仕事に多忙な父とは、旅行のような大きな思い出はあるけれど、些細な日常の思い出はというと、、、?
教育熱心な専業主婦の母。一家の中心的な存在。
寡黙でマイペースな兄。
そして私。実はあまり子ども時代の記憶が鮮明ではなく、
気持ちをピアノの音に乗せる時が唯一「自分らしく居られた」時間だったように思います。

18歳で大学進学を機に一人暮らしを開始。
離れてみると家族の温もりを思い出した。星の王子様が地球のバラと出会った後、ふるさとの星に置いてきたバラへの想いが変わったように。
バラへの想いは母から子への慈しみであり、大人になった子から親への恩愛のよう。

早く結婚したかったのと、子どもをたくさん産みたかったため、27歳で結婚し、3人の子ども産み育てている。夫とは先日、結婚15周年を迎えた。念願の「自分の家族」を持てたけれど、「家族」という型にとらわれ過ぎてきた自分と15年間向き合い続けている。

それは決して家族仲に問題があるとか、ないとかではなく、まるで人生の課題のよう。
私は4ハウスに天体がたくさん入っていて、かつグレートコンジャクション。
家族と向き合うことは、実は自分との対峙だと気が付いたのはつい最近のこと。

より深いコミュニケーションがうまれる人間関係、家族。
「ご縁で結ばれた仲だから」と、本当に大切なものを見ようとしなければ家族とて表面的な関係性になってしまいます。

「家」という枠組みに入った途端、所有感がうまれることもある。
「縁」で繋がったことで、切っても切れない関係性がうまれる。
ご縁が結ばれる。
縁側を飛び越え家に入り家族になる。
けれども、家族だから皆、一緒ではない。

家族とは。普遍的な人間関係でありながら、時代の影響が色濃く表れる。
風の時代の家族とは。

「家」から社会を見る立場の主婦として。
「結婚」のご縁を繋ぐ仲人として。
「家族」や「家」について、これから皆さまと一緒に考えていけると嬉しいです。

Shoko Nakashima プロフィール

富山県生まれ。関西の大学に進学後、北陸にUターン就職。地元企業で採用担当者、役員秘書を担当。27歳で結婚、28歳で出産し専業主婦に。2男1女の母。滋賀県在住。
女性経営者の在宅秘書を経て2021年独立。結婚相談所Daisy flowersを開業し、結婚のご縁結びに奔走する日々。結婚、夫婦、家族、住まいについて発信していきます。
次ページへ »

Loading...

Loadin errors!