自然と繋がるレッスン -優雅な眠りとローズの関係

年齢を重ねていくうちに、香りの好みも移りゆく。
大人になってから好きな香りに浮上したものの一つに、ローズがある。

それまでは、その華やかでエレガントな印象に尻込みしてしまっていたけれど 40歳になった今、やっと心にも身体にもしっくりと馴染んできたようだ。

ローズといえば、フィトテラピーにおいてもその効能は素晴らしく、特に女性にとっては幸福感をもたらしてくれるアロマとして欠かせないものだろう。悲しみや嫉妬などのネガティブな感情を癒し、肯定的なモチベーションを抱かせてくれるローズには、優しくも揺るぎない、女神のような大らかさを感じる。

ある日、イブピアッチェというとても香り高いローズをプレゼントして頂いたことがあった。嬉しくてベッドの横に飾っていたら、しばらく室内に甘く幸福な香りが漂っていて、その夜は頭から爪先までふにゃふにゃに柔らかくなりながら眠りについた。数日前から夜中に目が覚めたり寝付きが悪い日が続いていたのに、その夜は一度も起きることなくぐっすり。朝の目覚めは夢の余韻が残るように芳しいものだった。

眠りにつく前の感情って、とても大切なものだと思っている。

いろんな日があるけれど、眠りに着く寸前に心が温かい感情で満たされた日は、それだけで最高の一日だったと思える。そして次の日への希望にも繋がっていくようで、それこそが豊かな循環の源なのではないかな。反対に負の感情に侵されているときもあったりして、そんなときは無理に心を動かそうとしても簡単には動かなかったりする。心を心によって変えることは、案外難しいことではないだろうか。「さあ、ポジティブシンキング!」なんて唱えたところで、パチンとスイッチが切り替わるように気分は変わらないものだもの。

そんな自分ではどうしようもない時に頼りになるのが、感覚を刺激するものの力だ。安らぐ香りだったり美しい音色だったり、それらは感情を解きほぐしながら心に変化をもたらしてくれる。アロマテラピーはその最たるもので、気分を変えたい時に嗅覚から脳へ瞬間的にアプローチすることができる有効なケアと言える。だから寝室にお気に入りの香りを取り入れることは、どんな日でもリラックスして優雅な眠りに誘うための一助となり、豊かな明日への道標になる。

そんなことを実感してからは、花屋に行くと必ず香りの良いローズを探してしまうし、ローズと名のつくコスメなどはそれだけで試したくなるほど愛している。

先日購入した、JARDINAROMATIQUEのTHE ROSE。
5月だけに収穫される希少なローズドメイを基調にした、高揚感と癒しをもたらすパフューム。こちらは年に一度だけ販売される商品で去年は買い逃してしまったので、今回は販売時にアラームをかけて念願のゲット。

JARDINAROMATIQUEのパフューマー、saeさんの手がける香りはまるで海の上に浮かぶ月のように神秘的でうっとりする。私はその世界観がとても好きで、魅了されてしまうのだ。

余談だけれど、saeさんがこの香水にまつわる周波数のお話をしてくださって、興味深いなぁと思わず食いついてしまった。すごく簡略してお伝えすると、ローズアロマオイルの周波数は他のものと比較して飛び抜けて高いそうで、それを取り入れることで我々にもポジティブな影響があるのでは? という話だった。

実際に、この香水を纏うことで心地よく香りを楽しみながら周波数も上げて健やかに過ごしてほしいという願いを込めて作ったそうで、saeさんの着眼点っていつもすごくユニークだなって拍手したくなる。

香水以外にも様々なアイテムを生み出していらっしゃったり、タロットリーディングもされていたり。良かったらぜひ Instagram(https://www.instagram.com/jardinaromatique/) もチェックしてみてください。

そしてこちらも名品、Santa Maria Novella のローズウォーター。
1381年には既に発売されていたという歴史あるベストセラーアイテム。お風呂上がりにボディローションとして使うこともあるし、空間のリフレッシュナーとしても万能。気分を変えたい時にシュッとひとふきすると、たちまち満ち足りた空気に包まれる。

ちょっと贅沢かもしれないけど、いつも手にしているスマホや財布、電気機器のクリーナーとして、柔らかい布にシュッと拭いて磨くとすっきり。しばらく香りが立ち上って気分も上がるし、身の回りが浄化されるようでおすすめの使い方。

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manami ooi

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