自然と繋がるレッスン -私の可愛い石の話

Listen to Natureのアトリエでは、定期的に素敵なゲストを招いてmyselfというイベントを開催している。これが毎回、心が洗われるような気づきや感動を皆さんと共にできる良き時間なのだ。

先月はニタキアトリエ( https://nitaki-atelier.com/ )の玉川洋美さん(愛称 ミミさん)による宝石療法のグループセッションを開いたのだけど、これがまた素晴らしい学びの時間になった。

宝石療法とは、ドイツ・ビンゲンの修道女・聖ヒルデガルト(ヒルデガルト・フォン・ビンゲン)を祖とする自然療法の一種である。「宝石は地上にとどまり、神は、その力を癒しとして人々に役立つように望まれた」と彼女は説いていて、私はその神秘的な響きに魅了され、いつか受けてみたいなと思っていたのだった。

ミミさんはこの聖ヒルデガルトによる宝石療法の教えを元に、クリスタルが私達に与えてくれる癒しの力や普段の生活への取り入れ方を優しく噛み砕いてお話ししてくれたのだけど、その中で興味深かったのが、クリスタルとチャクラの関係についてだ。

チャクラというと、その名は聞いたことがあるけれど実態はよく分からないという方が多いのではないだろうか。簡単に説明すると、チャクラ=気の出入り口 である。それは回転扉のように開いたり閉じたりするそうで、チャクラが回転することにより我々の外の世界と中の世界の気の循環が活性化し、精神及び肉体にもエネルギーが満ちてくるのだという。チャクラは閉じすぎも開きっぱなしも良くない。調和が取れている状態こそが健全だということも教わった。

代表するチャクラとして、人体に存在する7つのチャクラにはそれぞれに性質があり、例えば一番下にある第一チャクラは、生きるための心身の土台をつくるエネルギー、第二チャクラは感じる力や創造力の源と言える場所 など、ひとつひとつが異なるテーマを持つ。またチャクラの状態は人によって様々で、性格やキャラクターが各々違うように、チャクラの状態にも個性があるのだ。

そこで知りたくなるのは「私のチャクラの状態って、どう?」ということなのだけど、それもセッションの中で、チャクラ瞑想という方法で確かめていった。下から順にひとつずつ、七つのチャクラに意識をフォーカスしてゆくというものなのだけど、これがとても分かりやすく自分のチャクラの状態を把握することができた。チャクラはそれ自体に意識を向けるだけでも活性化されるということで、この瞑想によって癒やされたりみなぎるような感覚もある。チャクラ瞑想、youtubeにもいくつかupされていたので興味のある方はぜひ。

ちなみに私は、第五チャクラが弱いなぁと感じたのだけど、第五チャクラの性質は、表現やコミュニケーション。あれ? これって、私がグレコンの星を持っている第三ハウスの性質と同じ……。やっぱり私のテーマってそこなんだなぁと妙に納得。

本題に戻り、クリスタルとチャクラの関係だ。それぞれのチャクラには対応するクリスタルがあって、働きの弱いチャクラの調整を促してくれる役割があるのだそう。クリスタルは宇宙や地球のエネルギーを私たちに取り込み、循環させてくれる中継機としての役目を果たしてくれるようだ。なるほど。自然から切り離された存在である私たち人間にとっては、自然の欠片であるクリスタルは、繋がりを取り戻すための手がかりでもあるのだと思う。そのことは私が扱っている植物を通しても常に感じていることであって、すごくしっくりと腑に落ちた。

セッションの最後に、ミミさんが参加者へのお土産として、私たちのパートナーになるクリスタルを選ばせてくれた。正確には私たちがクリスタルを選ぶのではなく、クリスタルが私たちを選ぶのだと。クリスタルの行方は最初から運命的に決まっていて、その力が必要な人間の元へ届くべくして届くのだそう。それってまるでファンタジーのようで、ドキドキするよね。

ミミさんは小さなクリスタルがたくさん入った袋に、音叉をチリンと鳴らしながら「いってらっしゃい」と、静かに声をかけて皆んなの元へ回った。そうして袋の中を弄って私の手の中に収まったのは、南国の海を思わせる綺麗なターコイズブルーの石、ラリマーだった。途方もなく長い年月を経て、多くの叡智を抱いてきた美しき結晶。まさにそれは私のウィークポイントでもある第五チャクラに対応するクリスタルだった。

袋の中からすくい上げて、一目見た瞬間に私はその子のことが好きになったし、なんだか安心して迎入れることができた。手のひらに載せてじっと見つめていると、軽やかな声で「もっと自由になれるよ!」と言ってくれているような気がした。それはその時の私にとって、何より希望に満ちたメッセージだったのだ。
頭で考えると、なんで? どうして? と不思議に思うことはたくさんあるけれど、そんなことは端に置いておきたくなる。そもそも人間の頭で考えられることが全てではないはずだし、理由は分からなくたって私は、その美しい感覚だけでちゃんと理解したと感じられたのだから、それで十分なのだ。

私の元へ来てくれた可愛いラリマーちゃん。

Listen to Nature manami ooi
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“自然と繋がるレッスン -私の可愛い石の話”への 2 件のコメント

  1. TOMOKOFUJITA より:

    とてもステキな記事をありがとうございます!
    クリスタルとチャクラの関係、なんて神秘的で興味深いのでしょう…。
    悠久の時を経たクリスタルが私たちを選んでやってくるなんて…ステキです。
    人も自然の一部なのね、と改めて思います。
    偶然ではなく必然の流れの中で、BESTなタイミングで自分の前に現れるのだなぁ、私もその時が楽しみだなぁと感じました。

    • 大井愛美 より:

      TOMOKOさん、ご興味を持って読んでくださってありがとうございます。クリスタルがその人を選んでやってくるなんて、すごく浪漫がありますよね! 私たちが宝石に惹かれたり夢中になったりするのも意味を感じてしまいます(花にも同じことが言えるなと思うのです)。クリスタルは言葉を喋らないけれど、こちらが耳を澄ませばいろんなことを語りかけてくれるのでは? と、感じずにはいられませんでした。さて、TOMOKOさんの元へやってくるのはどんな子でしょうね^ ^

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